【ヨーロッパ観光に役立つ】歴史建築の特徴講座(ゴシック様式)

前回の記事ではロマネスク様式をご紹介しました。今回は次の時代に流行したゴシック様式です。

 

 

 

 

 

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ゴシック様式


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Cathédrale Notre Dame de Paris by Jose Losada

ロマネスク様式に続いて12世紀中頃にフランスで登場した新しい建築様式がゴシック様式です。都市部に人口が集中するようになり、人々はより大きく立派な大聖堂を求めるようになりました。キリスト教化されていない地方への布教のためにも、見た目の壮麗さが重要視されました。

ゴシック建築を代表する例がパリのノートルダム寺院。ゴシック様式は主に大聖堂の建築に用いられ、登場から300年以上、ヨーロッパの主な教会のスタイルとされるようになりました。

 

●特徴1:尖塔アーチ

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4Y1A6709 Basilique Cathédrale de Saint-Denis by Ninara by Ninara

ロマネスク様式では半円形アーチが使われていましたが、ロマネスク後期からゴシック様式においては、先のとがったアーチ(尖塔アーチ)となります。

 

●特徴2:リブ・ヴォールト天井

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Vaulted ceilings by Thomas Quine

ロマネスク様式で生まれたヴォールトがさらに発展した形がリブ・ヴォールト。リブと呼ばれる筋をつけることによって、デザイン性が増しました。星型や扇型などのリブがあります。ゴシックの教会では天井にも注目!

 

●特徴3:高い天井・高い塔

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Amiens Cathedral 17 by James Mitchell

「より天国に近く、より高く」と願って考案されたのがゴシック様式。外から見て立派なだけでなく、中に入っても頭上空間の高さに圧倒され、厳粛なムードを感じます。

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Lincoln Cathedral by Matthew Black

 

●特徴4:大きな窓とステンドグラス

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Window 18 by James Mitchell

ゴシック様式の教会で必見なのが美しいステンドグラスのはまった窓。次に述べるフライングバットレスにより、天井・屋根の重さを壁の強度だけで支えなくて良くなったため、窓を大きく取ることができるようになりました。

大きな空間が生まれ、聖書のエピソードを表現したガラス絵や美しいデザインを窓に設けるようになりました。外光が入るようになり内部が明るくなったことも大きな変化です。

 

●特徴5:フライングバットレス(飛梁)

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Buttresses 0 by James Mitchell

バットレスとは、建物を外から支えるつっかい棒のようなもの。フライングバットレスの発見によって、大聖堂をより高く、より大きく作ることができるようになりました。

 

次の記事ではゴシック様式のアンチテーゼとして生まれたルネサンス様式をご紹介します。

 

 

 

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chi-yu

『ちーゆー』です。1994年から2010年まで海外旅行ツアーコンダクターをしていました。お客様と一緒に巡ったアジア、ヨーロッパ、南北アメリカ、中東、アフリカの国々の思い出や、海外旅行に役立つポイントアドバイス、リタイア後も尽きない世界への憧れなどを書かせていただきます。http://tourconductor-note.com 「元・海外旅行ツアコンの添乗員ノート」