地中海諸国の猫スポット【４】チュニジア

前回に続き、地中海エリアで猫に出会えるスポット、第４回目です。

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チュニジア

チュニジアはアフリカ大陸の北に位置し、国土の北と東を地中海に面しています。海を挟んで北東にイタリア半島があり、シチリア島やサルデーニャ島にも近いです。

チュニジアの主な都市は古代ローマ人よりも古い歴史を持つ海洋民族フェニキア人によって築かれました。イスラム教の国ですが、地理的にもヨーロッパに近く古くから往来があり、フランスの植民地になった時代もあったため、異教徒にも旅行しやすい国です。

首都チュニスの民家の庭にて。白い壁、タイル張り、石垣、窓の目隠し飾り、植物の組み合わせは典型的な「地中海エリアのイスラム住居」です。都会のちょっと裕福な家族の住む家という感じです。

ウチワサボテンの上に座る猫。チュニジアやモロッコでよく見かける植物で、実は食用に、繊維は植物性シルクのような衣料用の糸に使われるそうです。

スースはチュニスの南、地中海沿岸に位置しています。フェニキア人によって作られた歴史ある町で、現在でもチュニジア第三位の都市です。「サヘルの真珠」と呼ばれる美しい町並みは多くの旅人を惹きつけ、チュニジアで最も観光客の多い町でもあるそうです。

スースの旧市街はユネスコ世界遺産に登録されています。画像は旧市街のメイン広場、奥にはグランド・モスクが見えます。この画像の中にも猫の姿が…

かなり人慣れしています。

チュニスの北東20km、地中海沿岸の小さな町、シディ・ブ・サイド。白い壁にチュニジアン・ブルーのアクセントが映える家並みで有名な美しい町です。

自動車の通行が制限されているので、観光客も猫ものんびり散策できます。

メインストリートはお土産物屋さんやカフェが並んで賑やかですが、少し路地に入ると、とても静かです。

小さな広場で餌に集まる野良猫たち。魚をまるごともらっているようです。

シチリア島と向かい合う北東岸の町カマル。山道の上でくつろぐ猫。

こちらもシチリアに近い、チュニジア北東部の海岸です。花を咲かせている植物にアフリカらしさが感じられます。

地中海世界の猫めぐり、次回のモロッコで最終回です！

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