Photo by hasura_225
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アメリカの先住民が生み出した工芸品
アメリカインディアンはアメリカ大陸の先住民族であり、現在はインディアン居住区だけでなく、一般のアメリカ人と共に暮らしています。
アメリカインディアンの人達は全てが同じ国家や集団ではなく、多くの部族に分かれて生活していました。
その為、部族ごとの独特の文化、習慣があり、独特の世界観による様々な工芸品が作られています。
そんなネイティブアメリカンの文化の一つがドリームキャッチャーです。
ネイティブアメリカンのお守り
ドリームキャッチャーは丸い輪、その輪の中の網目、そしてそこから垂れ下がる先端に羽根の付いた房という部位に分かれています。
これらそれぞれに意味があり、理由があります。
ドリームキャッチャーは、悪夢を避け、良い夢を捕まえる為のお守りとされています。
なぜ夢なのか?というと、アメリカインディアンの文化において、夢は啓示を得る為の存在だからです。
つまり悪夢を避け、良い啓示を得て、より良い人生を選ぶ為の物という訳です。
このドリームキャッチャーの円環は生命の循環を意味していて、その中の網は蜘蛛の巣を意味しています。
蜘蛛は悪い夢を捕まえて朝に太陽の光で消してしまい、良い夢だけが網をくぐり抜け、房の羽根を伝って降りて来るのです。
現在おみやげ用に販売されているドリームキャッチャーのほとんどは中国などで作られた大量生産品となっています。
実際にアメリカインディアンの人達が作ったドリームキャッチャーは、1つ1つ手作りなので、値段が少し高めです。
どれが本物なのかは作りを見れば一発で分かると思います。
手作りの品は輪っかの部分を皮で丁寧に巻いていますし、網の部分や、羽根やビーズの装飾部分も丁寧に作られています。
元々はカナダとアメリカにまたがる地域に暮らしていたオジブワ族が作っていた物なのですが、現在は他の多くの部族に伝わり、他の部族でも作られています。
アメリカ旅行でアメリカインディアン居住区に立ち寄った際におみやげで購入してみてはいかがでしょうか。
もし、自分で作ってみたいという場合には専用キットも販売されているので、作ってみるのも良いかもしれません。
アメリカインディアンでなくても私達にとっても夜は体と精神を癒やす大事な時間です。
出来れば悪夢ではなく、良い夢を見て、毎日の活力にしていきたいですね。
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