(市場で働く少女)引用元:【光と影 カンボジアの10年】
http://homepage2.nifty.com/naoto1016/garally/cambodia2.htm
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〜旅と平和〜
世界の旅人を魅力する国カンボジア
カンボジアのシェムリアップにあるアンコールワットは大変有名で、
遺跡ロマンを体験したい世界の旅人を魅了する人気の観光地となっています。
内戦の終結と新政府の設立により、
カンボジアの観光はやっとスタートラインに立つことができました。
(アンコールワットの朝日)
引用元:【ハッピーホリデー】http://www.wbf.co.jp/kaigai/tokyo/vietnam/special/repop.html
旅と平和は深く結びついています。
世界が平和でなければ、異文化に会いに行くことはできません。
戦争によって失われる人々の生活、歴史、文化。
戦場に生きる人々にとってはもちろんのことですが、
旅を愛するすべての人にとっても、大きな損失です。
20年に及んだカンボジア内戦は1991年に終結しました。
PKO(国連平和維持軍)として自衛隊を派遣したことの是非が論議となっていました。
1993年には国民議会総選挙、新憲法発布、政府設立が完了し、国連平和維持軍が撤退。
それがカンボジアツーリズムの幕開けです。
(内戦時に破壊された仏像)
引用元:http://satokatu.blogspot.jp/2013/06/105714-6.html
私がカンボジア添乗のお仕事をよくいただいていたのは、1995年頃です。
「地球の旅」という旅行会社さんのツアーでした。
「地球の旅」は日本におけるカンボジアツアーの草分け的存在で、
カンボジア政府観光局とも協賛していました。
「ご自宅に眠っている文房具や衣類をお持ち下さい。
カンボジアの子供たちに届けましょう。」
と、会社の方針として、ツアー参加のお客様にお願いしていました。
お客様はスーツケースにたくさんの贈り物を詰め込んで集まってきてくださいました。
倒産してしまったのが惜しまれます。
インターネット上にも「地球の旅」の痕跡はほとんど残っていません。
引用元:http://yaplog.jp/cambodian/archive/68
現在出ているカンボジアのツアーはベトナム航空利用が多いようです。
ホーチミンからシェムリアップに直行便で行けるため、
首都のプノンペンは旅程に入らないパターンもあります。
その分、シェムリアップで終日フリータイムを設けたり、訪問地を増やしたりしています。シェムリアップだけで4~5日ツアー、プノンペンも入れると6日~7日ツアーが多いです。
さらにベトナムと組み合わせたツアーも出ています。
私が添乗していた当時はタイ航空利用で、
行きにバンコクで半日観光と1泊の後、翌日にカンボジア入りしていました。引用元:http://sky.geocities.jp/ten59g59/5-02-vncm05b.html
「東洋のモナリザ」と呼ばれる女神のレリーフがあるバンテアイスレイ遺跡は、
当時は地雷撤去が済んでいないため、ツアーでは訪問できませんでした。
水中寺院クパルスピアンや、ジャングルの中の巨大遺跡ベン・メリアは、
当時は名前も聞いたことがありませんでした。
フリータイムのあるツアーといい、新しい訪問地といい、
カンボジア観光も成長したんだなと感慨深いです。
私が出会ったカンボジアの人々の顔は、内戦の傷跡を抱えながらも、
希望に輝いていました。
世界でいちばん素朴で美しい笑顔に出会えた場所でした。
カンボジアについて書きたいことはたくさんありますが、
今後、不定期に続けていきたいと思います。
たくさんの旅行者が訪れることがカンボジアの人々への応援になり、
忘れていたものに気付かされて自分も元気をもらえる。
そんなきっかけを作る、ほんの一部でもなれたらと思っています。引用元:【在日本国カンボジア王国観光省(政府観光局】
http://cambodiatourism.or.jp/about_cambodia/
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