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言語の中により深く潜っていくということ
ポリグロット(多言語話者)のイギリス人のマシュー。
9ヶ国語を完全マスター、12カ国語を理解可能の領域に達した彼だから教えられる言語を習得するための10つのヒント。
6. 子供のようにふるまう
これはもちろん子供のようにわめいたりしたほうが良いと言っているわけではない。
子供が物事を学ぶ方法から学べという意味だ。
子供が大人よりも学習能力があるというのはただの迷信で
最近の研究では人間の学習能力は年齢には関係ないという結果が報告されている。
子供のように早く学ぶためには子供のような態度が求められるだけなのだ。
例えば自意識がないとか、言葉遊びがしたいとか、間違いを恐れない、などだ。
失敗をしないと何も学ぶことはできない。
子供は失敗しても良いが大人には許されない。
だからすぐに大人は「できない」と言ってしまう。
「まだできないだけ」となぜ言えないのだろうか。
言語の習得に関しては「私は何もわかりません」と認めることが一番の近道なのだ。
自分をタブーから解き放て!
7. コンフォートゾーンを出よ
失敗を恐れないということは恥をかくことを恐れないということだ。
これは確かに怖いことだと思う。
しかしこれしか発展していく方法はないのだ。
どれだけある言語を習得しても恥をかくシチュエーションは必ずやってくる。
恥をかくのを恐れないことで自分のコンフォートゾーンは広がっていく。
最初は難しいことばかりかもしれない、発音とか文法とかシンタックスとか。
でもこれだけは理解しておかないといけない。
ネイティブスピーカーには自分のネイティブ言語を話しているという感覚があって
それ自体がネイティブスピーカーを形作っているということ。
8. とにかく聞く

credit: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/75/US_Navy_090604-N-5549O-031_U.S._Senators_Joe_Lieberman,_left,_Carl_Levin,_chairman_of_the_Senate_Armed_Services_Committee,_and_John_McCain_listen_to_Secretary_of_the_Navy_(SECNAV)_the_Honorable_Ray_Mabus.jpg
話す前にまず聞く必要がある。
すべての言語は最初聞いたとき奇妙に感じるものだが聞けば聞くほど慣れてくるものだ。
うまく発音することができないのはただ慣れていないだけなのだ。
例えば舌を巻くRの発音は英語には存在しない。
ではスペイン語を学ぶときどうすれば良いかというとただ聞き続けるしかないのだ。
すべての音にはその音を作り出すのに必要な口や喉の部分があるので
それを感覚的に理解しなければならないのだ。
9. 人が話すのを見る
言語によって必要な舌、唇、喉の箇所、動きは異なる。
発音はフィジカルであると共に精神的なものであるのだ。
ちょっと変だと思うかもしれないが
人がその言語を話しているときの発音の仕方をつぶさに観察するのだ。
そしてそれをできるだけマネしてみる。
最初は難しいかもしれないが必ずできるようになる。
ただ練習あるのみなんだ。
ただテレビや映画で見るだけでなく実際の人の会話を見るのが重要だ。
10. ひたすら潜る
どんな教材を使っていようとも毎日練習することが最も重要なのだ。
マシューは語る
「僕は最初からただひたすら吸収できるだけ吸収するように努力している。その言語をほんとうにマスターしようと思ったらもう一日中それを使う。その言語で考えて、書いて、独り言でさえもその言語でやるようにする。日常生活のあらゆること、メールを書いたり、音楽やラジオを聴いたりをすべてその言語で行う。完全にその言語の中に潜ってしまうことなんだ。」
言語を学ぶことで素晴らしいことの一つは人がその言語で返答してくれること。
心配はいらない、すごく砕けた感じで話していても
「私はこの言語を本気で学んでいて練習したいんです」
という気概が伝われば誰も話すのを嫌がったりしない。
たいていの人は喜んで会話の相手になって君に積極的に教えてくれるはずだ。
多言語話者もしくはバイリンガルを目指すみなさん、共に頑張りましょう!