僕はローラを助けたくなってしまった!

 

 

 

 

 

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食肉になる予定のローラを

助けてしまった16才


 

ブルーノ・バーバはカルフォルニア州オレンジ郡のフラートンハイスクールの生徒でした。

16才のブルーノは学校でFFAFuture Farmers of America)〈未来のアメリカの農夫を養成するためのプログラム〉に参加していました。そのプログラムというのは《自分たちが食べる食料がどこからくるのか、を知り、食べ物に敬意と感謝を持つためのプログラムでした。そこで生徒は家畜の世話のしかたを学びます。エサのあげ方から清潔、歩かせ方まで、そして最終的に世話した家畜を競りに連れて行きプログラムの最後で家畜は全部屠殺されて命を終え、肉になるという行程でした。

「僕は最初ペットを育てるように家畜を世話すればいいと思ってたんだ。楽しいだけだと思ってた。」とブルーノは話します。

学校の農場には山羊や子牛や七面鳥や他の動物もいましたが、彼の担当はブタの『ローラ』でした。

するとブルーノはローラの世話をしながらだんだんローラに愛情を持ち始めました。

「ローラはぼくが来ると遠くからでも見つけて小さな鳴き声をたてて喜んで走り寄ってくるようになったんだ。まもなくぼくらは親友みたいになっていった。」

ローラに愛情を示せばそのぶんローラも愛情で返しました。

「僕は家畜が人間と同じように愛情がわかり人間と同じように感じることをだんだん知って行ったんだ。」

ブルーノとローラの間にはそうして強い絆が生まれて行きました。

ローラは僕の人生を完全に変えた。ローラに出会ってから周りの風景に見えるものがもう昔のようではなくなっていった。」

https://www.thedodo.com/boy-saves-lola-pig-1253914071.html

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しかしプログラムの終了の時期が近づいてくるにしたがってブルーノは絶望を感じ始めました。ローラが屠殺される日がもうすぐ来るのですから。

「その時期は本当に悲しくて悲しくて無力を感じていた。ローラだけじゃなくてほかの動物たちに起こることも考えると涙が出て来た。ローラは僕が泣いていることを知って近づいて来た。なぐさめようと思って僕がなでれるように目の前でころがっておなかを見せてきたりした。ぼくはおなかを撫でてあげた。」

「そのうち屠殺人がやってきて僕らが大切に育てた動物を僕たちの目の前で殺して肉にする場面を見せられた。それもプログラムの一つだった。でもそれは恐ろしすぎて同じことがローラに起こったらぼくはとうてい耐えられないと思った。」

ブルーノにとってもう一つショックだったことは自分が感じたように他の生徒は衝撃を受けてはいなかったことでした。ブルーノはそのことにろうばいせずにいられませんでした。

「あそこにいるとそれがあたかも普通のことのように思えて感覚がマヒしてしまうみたいなんだ。ほかのやつらが目の前で見ていることに何も感じないでいられることにとてもやりきれないものを感じた。」

ローラの置かれているコンクリートで囲まれた狭くて暗い独房のような囲いには柔らかい藁も何も敷かれていず、ブルーノはそこで過ごすローラに同情を感じずにいられませんでした。そのうえあげくの果て殺されて食肉になるなんて自分と同じ感情を分ち持てるローラにはまったくそぐわない悲しすぎる一生だと思いました。

ブルーノはそのときからなんとかローラを救う方法はないか模索し始めます。

 

ブルーノはさっそく学校の先生を説き伏せます。

「ブルーノがきたときこう言いました。あなたの担当の動物だからあなたの自由、と。プログラムの意図に反するのでまったく賛成しませんでしたけどね、しょうがないです。」と先生は語ります。

ブルーノはさっそくグーグルで西カルフォルニアのオーランドにあるファームサンクチュアリ(家畜保護区域)を見つけました。

「そこだったらローラを置いてくれるかもしれない!」

そしてブルーノのゆらぎない決意はついにローラをそこに送ることに成功します。

https://www.thedodo.com/boy-saves-lola-pig-1253914071.html

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ファームサンクチュアリ(国立保護区域)のアリシア・ペルはこう話します。

「ローラはラッキーでくじに当たったんです。うちでは全米から月に300~500匹の引き取りのリクエストがくるんですよ。」

何が何でもかなえてやるというような必死の願いはそんな風にくじ運まで良くするんでしょうか。でもブルーノはローラを無事に安全な場所に届けることができてよかったです。

ブルーノが気になっていたもう一つのことは叶わなかったけど。

けっきょく他のブルーノのクラスメートは全員自分の家畜を競りに送りました。

子やぎを育てたクラスメートのアンバーは言います。

「私は農場で育ったし私のヤギを育てるのは楽しくてほんとうにいい体験だった。最後に別れるのは悲しいことだけどこのプログラムはやる価値があることだと思うわ。最初に決めたんだから最後までやり通さなくちゃ。」

そういいながらもアンバーはブルーノがやったことにはちょっとびっくりしたし感心もしたと言いました。

17才のディランは育てたブタのメイヒムを昨年競りに出してしまったことで今でも心を痛めています。

「僕は彼女(メイヒム)とすごく仲良くなっちゃってたからなんとか助けたかったけど、ぼくには助ける手段が見つからなかった。お金も情報もなかったから競りに送るしかなかった。」

ブルーノの行動のことを理解する先生や影響を受けるクラスの友だちは多かったけどブルーノの出した決断を賛成しない人もたくさんいました。

ブルーノは言います。

「友だちがみんなぼくをからかうんだ。”なんだよー、ベーコンにしちゃえよ!”って。」

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https://www.thedodo.com/boy-saves-lola-pig-1253914071.html

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しかしローラを救ったことは少なくともブルーノ自身の人生の方向を180°変えました。ずっと応援してくれたお母さんと彼はもはや肉を食べないことに決めヴィーガン=絶対菜食主義に変わりました。

http://www.peta2.com/heroes/high-school-student-bruno-barba-saves-ffa-pig-lola/

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一方ローラの現在と未来はブルーノのおかげでまったく明るいものになっています。家畜保護地域のアリシアは語ります。

「ローラはこの新しいホームでとってもよくやってるわよ。そこには広々とした緑の草原も仲間ところがりまわって遊べる泥地もある。」

https://www.thedodo.com/boy-saves-lola-pig-1253914071.html

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ローラとの別れはブルーノにとってやはり悲しいものであったけれど、意味合いがまったく違いました。

「ぼくはまた泣きたい気持ちにはなったけど泣かなかった。彼女は新しい居場所を見つけてこれから友だちとたくさん遊ぶんだから。ぼくは本当に幸せな気持ちなんだ。」

みなさんはこのブルーノの行動をどう思いますか。

ローラが今住んでいるサンクチュアリの立て札にはこういう言葉が書かれています。

http://www.care2.com/causes/courageous-teen-stands-up-to-school-to-save-pigs-life.html

http://www.care2.com/causes/courageous-teen-stands-up-to-school-to-save-pigs-life.html

「人類が地上の生きとし生けるもの全てが生きられるように思いを馳せるようになって初めて人間性がもたらす平和が生まれる。アルベルト・シュバイツァー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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chibi_myu

40代の夫とイギリス住で、2人でBlog書いております。 夫婦でイギリスに住んで20年近く・・・・・ 夫がイラストレーター、妻はミュージシャン。外注作業は夫のイラスト中心の予定でしたが、なぜか今のところブログ記事書き中心になっている現状です。(記事書きにだんだん惹き込まれていく〜〜笑)