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ミシュランレベルの宇宙食!?
宇宙食と聞けば乾燥パスタとかフリーズドライアイスクリームのようなものしかないだろうと思われがちですが、最近の食品技術の発展で事情は変わってきているようです。
NASAの高度食品技術プロジェクトの努力のおかげで地球上で食べるものとそこまで違わないような宇宙食が登場してきているとのこと。
ユリ・ガガーリン時代のチューブ入りお肉の時代は終わり、”高級グルメ”と呼べるほどのクオリティのものも出てきているとか。
ピーナッツバター入りタコス動画
2013年、カナダ人宇宙飛行士のクリス・ハドフィールド氏が宇宙での生活がどのようなものかをYoutubeでほぼ毎日発信した動画が話題になりました。
そのなかにイースターの祝福のビデオがあり、同氏がピーナッツバター入りタコスを作っている様子が大変な注目を集めました。そんなクオリティのものが今宇宙で食べられるのかと。
ここで宇宙でのタコスの作り方をおさらいします。
1. まずタコスを袋から取り出します。このような状態で保存されていると18ヶ月持ちます。
2. ピーナッツバターをタコスにつけます。うまく開けることができません。それでも心配はいりません、”宇宙ハサミ”がありますから。飛んでいかないようにちゃんとヒモでつなぎとめられています。
3. ピーナッツバターをタコスに”直接”つけます(宙に浮かないように気をつけて)。
4. あとは食べるだけです。
たまに出てくるミシュランレベルの高級宇宙食
フランス国立宇宙研究センターは今までフランスやモナコなどでミシュランから合計8つの星を獲得した凄腕シェフ、アラン・デュカスをアドバイザーとして迎え、高級宇宙食を作っているそうです。
アラン・デュカス氏は実家がフォアグラ用あひるの畜産農家で、自家農園の野菜や森で採れる食材を使った家庭料理を食べて育ったというとんでもない舌の持ち主。
2004年からフランス国立宇宙センターと仕事をしています。
彼が提案した宇宙食のメニューはこちら。
スパイシー高級若鶏のタイスタイル – 野菜のソテーと共に
にんじんのオレンジコリアンダー添え
誰が食べても安全なように衛生面には細心の注意を払うと共に、水っぽいものは避けて(宇宙船を痛めてしまう可能性があるため)、また乾燥しすぎているものも散らばるといけないので使わないようにしているそうです。