Rocks @ Saxon Switzerland by Raymond Chan
前回に続き、ドイツのバリアフリー旅行スポットの残り7箇所をご紹介いたします。
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ドイツ
エアフルト
File:Erfurt-Krämerbrücke.jpg – Wikimedia Commons
ドイツの中央に位置し、13世紀からヨーロッパの交通の要所として栄えた街です。宗教改革を行ったルターの学んだエアフルト大学があります。「エアフルト観光&マーケティング社」により、数多くのバリアフリーツアーが企画されています。
北ババリア フランケン湖沼地方
MS Brombachsee by Tobias Neubert
フランケンワインで有名なフランコニア地方は中世のムードを残す街並みと豊かな自然が魅力です。湖沼地方ではノンステップで乗降できる遊覧船や車椅子でも散策しやすい湖周りの遊歩道が整備されています。
マクデブルク
ザクセン・アンハルト州の州都マクデブルクは1200年以上の歴史を持つ古都。郊外にエルベ川に2つの大きな運河が流れ込む地点があるため、水運の街としても知られています。水辺にはカフェやレストランが多く、散策も楽しむことができます。
ラウズイッツァー・ゼーンラント
Lausitzer Seenland – Wikipedia
南ブランデンブルクの湖水地方はヨーロッパでも最大のもののひとつとされています。ウォータースポーツが盛んで、身体障がいを持つ人にも利用できる乗り物やガイドツアーが整備されています。
ランゲオーグ島
北海沿岸の東フリースラントはユネスコの自然遺産にも登録されている場所。ワッデン海と北海の間はニーダーザクセン・ワッデン海国立公園に指定されています。その中でもランゲオーグ島がバリアフリーの旅行先として推奨されています。
ルッピナー湖沼地帯
Blick auf den Ruppiner See von der Seepromenade by endless autumn
170もの大小の湖、運河、自然の森があるルッピナー湖沼地帯。身体障がい者にも対応した宿や観光設備が揃っています。
ザクセン・スイス国立公園
Rocks @ Saxon Switzerland by Raymond Chan
独特の自然景観美を見せるのがザクセン・スイス国立公園。砂岩がエルベ川によって侵食された奇観は、1億年前の白亜紀に生成されたと言われています。車椅子利用者にも魅力的な散策コースがあります。
ご紹介した8箇所は日本人にはまだあまり知られていませんが、余暇に自然を満喫するのが大好きなドイツ人にはポピュラーな行楽地。詳しくはドイツ政府観光局に問い合わせてみてください。
2016年3月16日にはベルリンで「バリアフリー・ツーリズム・デー」が開催されます。ドイツのバリアフリー旅行は今後、一層進歩することでしょう!
お隣のオーストリアでは、車椅子ハイキングコースの整備が進んでいます。次回の「バリアフリー旅行の先進国は?【3】」に続きます。