古代ローマの宗教とキリスト教の豆知識

ウェヌス – Wikipedia

クリスマスにプレゼントを交換する理由として、よく知られているのはキリスト教の聖人のひとり「サンタクロース」の物語です。しかし、キリスト教以前の古代ローマの祭りにも、プレゼント交換をする習慣がありました。

クリスマスにちなんで古代ローマの祭り「サートゥルナーリア」をご紹介する前に、今回は古代ローマ宗教とキリスト教の予備知識を、欧米のアートと共にまとめます。

 

 

 

 

 

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古代ローマの宗教豆知識


キリスト教化される以前、ローマの宗教は自然現象の神々信仰でした。ギリシャ神話からの影響や共通伝説も多かったため、ギリシャの神々とローマの神々を同一のものとし、名前をローマ語に変えて信仰していました。ローマ時代には多くの神殿が築かれ、宗教行事や祭りが行われました。

 

古代ローマの神々紹介


神名表記は(ローマ神話における名前/ギリシャ神話における名前)です。

◆ジュピター/ゼウス◆ 天空の神・神々の長

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Nemesis og Jupiter A324 – Thorvaldsens Museum

デンマーク・コペンハーゲンのトーバルセン美術館所蔵  「ネメシスとジュピター」(ネメシスは復讐の女神)

 

◆ビーナス/アフロディーテ◆ 愛と美の女神

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ウェヌス – Wikipedia

パリのオルセー美術館所蔵 「ヴィーナスの誕生」(1863年 カバネル)

 

◆トリトン/トリトン◆ 海の神

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King Neptune by Brian Hillegas

アメリカ・ヴァージニア州・ヴァージニアビーチのネプチューン像(2005年製)

 

◆キューピッド(またはアモール)/エロス◆ 恋愛の神

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Sodoma – Cupid in a Landscape – WGA21548.jpg – Wikimedia Commons

ロシア・サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館所蔵  「風景の中のキューピッド」(1510年 ソドマ)

 

人々をキリスト教に改宗させる際、人々に馴染ませるために古代信仰の行事や習慣が取り入れられることも多かったと言われています。キリスト教文化の背景にはギリシャ・ローマの歴史・宗教・文化があり、形を変えて残っています。美術のテーマにもよく登場しています。

 


キリスト教豆知識


イエス・キリストが生きていたのは紀元1世紀前半です。 (ちなみに紀元前を示すB.C.は「Before Christ キリスト以前を意味します。)

 

Michelangelo_Caravaggio_038

ペトロ – Wikipedia

初期は異端の新興宗教として迫害されていました。伝道活動を続けたキリストの弟子たちは釜茹で、車裂き、逆さ磔などで処刑され、殉教者・聖人となりました。

ローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ教会チェラージ礼拝堂にある「聖ペテロの磔刑」(1601年カラヴァッジョ)キリストの一番弟子・後の時代に初代ローマ教皇とされたペテロは逆さ十字で処刑されました。(ヴァチカンのサンピエトロ寺院はペテロの墓の上に建てられています)

ローマがキリスト教を公認したのが313年のミラノ勅令、テオドシウス1世によってローマ国教とされたのが380年です。5世紀以降、西ヨーロッパ各地のへのカトリック布教活動が活発に行われました。その際、従来の宗教や文化習慣をキリスト教的に解釈して融合していく方法が用いられました。

 

次回はクリスマスの原型とされる、古代ローマの12月の祭り「サートゥルナーリア」をご紹介します。

個人サイトでもクリスマス関連記事を書いています。

 

 

 

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chi-yu

『ちーゆー』です。1994年から2010年まで海外旅行ツアーコンダクターをしていました。お客様と一緒に巡ったアジア、ヨーロッパ、南北アメリカ、中東、アフリカの国々の思い出や、海外旅行に役立つポイントアドバイス、リタイア後も尽きない世界への憧れなどを書かせていただきます。http://tourconductor-note.com 「元・海外旅行ツアコンの添乗員ノート」