人間の脳の使用率は10%って本当?マサチューセッツ大学研究者が解説する

brain lobes by PinkPersimon

 

 

 

 

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記憶のメカニズムはどうなってるの?


脳の皮質は特定の作業行う場合、特定の場所でのみ情報処理が行なわれているわけではないということがMITの研究者たちによって証明されました。つまり皮質は情報を共有し、きわめて活発に連携して機能しているということです。

 

これまでの脳の研究においては、皮質とは機能をつなぎ合わせたもの-特定の機能を持つ領域をつなぎ合せたようなもの-と考えられていました。例えば、脳の前部や中央部の領域において意思決定などの複雑な機能をコントロールし、後部の視覚皮質の領域において色や動きを符号化する機能をもっていると考えられてきたということです。

 

このことについて神経科学者たちは、脳の機能を断片的に区切りすぎではないかと考えてきました。名称未設定163

 

MITのピカワー学習・記憶研究所(the Picower Institute for Learning and Memory)の研究者たちによると、特定の機能に特化した専門の領域とされてきましたが、実際には皮質における複数の領域が感覚運動情報を処理する上で同時に共同して作業を行っているとサイエンス誌上において発表しています。

 

「皮質における処理とはモジュールをつなぎあわせたものというよりも、情報を交換し合っている活発な領域間のネットワークの組合せであるということを発見し証明しました。」とMIT脳および神経科学部のアール・ミラー教授は述べています。

 

最先端技術を駆使して、「点の色や動きを認識する」という作業の遂行中における6つ皮質領域全体の神経活動を記録したところ、これらの領域は脳の前方から後方にかけて特定の知覚もしくは重要な機能に特化していると考えられてきましたが、程度やタイミングの差こそあるものの、全情報の符号化が全ての領域において同時に行われていることがわかりました。

 

「これらの発見は脳疾患、注意欠陥多動障害、脳卒中、精神的外傷の改善に役立つ可能性がある。なぜならその多くが、重要な思考を行う皮質における何らかの支障によって引き起こされており、皮質における情報処理の仕組みを正しく理解することは将来の治療に役立つものと考えている。」とミラー教授は述べています。

 

このように脳の皮質における神経活動の広範な分布を記録することによって、私たちの脳は10%しか使用されていないなどという迷信(人気映画「Lucy(2014年 ) 」で広められた)は消え、解明が進むにつれてより多くの可能性が広がるものと考えられます。名称未設定164

引用:https://www.youtube.com/watch?v=er8Hpi6XwV0

 「脳における広範な情報の拡散の事実は「我々の脳はごく一部しか使用されていない」という考えとは相容れないものだ。皮質の「パッチワーク」概念は人間に対して行われた機能的磁気共鳴映像法(fMRI)研究(脳のどの部分が特定のタスクに関係しているかについて明らかにするために血流の変化を測定する)の結果に由来しています。

 

しかしこれらのテスト(被験者が2つの別なタスクを遂行する際の血流パターンの微小な変化を記録するというもの)では脳全体における全ての血流パターンを明らかにしたものではなく、実際には水面下の部分で多くの処理が実行されているにもかかわらず、水上の氷山の一角を捉えているに過ぎません。」とミラー教授は解説しています。名称未設定165

 

 

 

 

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BAZINGA!

大学卒業後南カリフォルニアの某大学へと留学。2年後帰国して、広告、プロモーション、企画開発、貿易と数社を渡り歩き実家の会社を継ぐも、フリーランスの虫が治まらず翻訳・ライターとして孤軍奮闘しています。 “現在、シェルドン・クーパー博士(カリフォル二ア工科大)と論理物理学による宇宙の法則解明中です。”・・・ BAZINGA !