カンボジアはまだまだ発展途上。いろんなものがまだまだ制度化されていないまま、結構適当な面を多く見かけます。教育もその一例。法律上どのようになっているのかはわかりませんが、日本のような義務教育制度は無いようです。スポンサードリンク

経済的に、また家庭的事情で学校に行けない子供も多く、近所を見渡しても在宅の子供も結構見かけます。

 

近年はインターナショナルスクールが人気なのですが、学費は月に100ドル程度の学校とは名ばかりの保育園のような状態の設備から、欧米人の教師陣を迎えIB対応のトップクラス校まで内容は様々。トップクラス校だと年間の学費は2万ドル近く(250万円)富裕層の子供や政府関係者の子供が多く通っているようです。欧米人の外交官や駐在員の子供も通っているようですが年々カンボジア人生徒が増えているそうです。国の平均賃金が100ドル台の国で学費が2万ドルの学校に人気が集まる、という状況に少し違和感を覚えます。

 

公立校はクメール語の教育が基本で、つい最近まで大した試験もなく高校卒業できました。試験そのものはあるのですが教師や学校に袖の下を支払えば卒業できるという状況だったのです。それが一変したのが昨年、新しい文部大臣の方針により卒業試験の監視が強化されました。今まで8割程度が無事に合格していた高校卒業試験でしたが、昨年の合格率は3割以下という衝撃。その差がいかに勉強をせずお金で解決していたかという事なのではないでしょうか。

 

発展途上国から新興国へと変貌を遂げる中、国内のいろんな制度も改革を強いられています。教育は国家の要なので早目にメスが入るのはとっても良いことだと個人的には考えていますが当の生徒や保護者は納得いかない人の方が大多数のようです。

まずはどんな身分であれ経済状況であれ、教育を受ける公平な機会が定着すれば良いなと思うのですがそこに至るにはもう少し時間がかかりそうです。日本もODAで毎年かなりの金額を拠出していますがその資金が正当に使われているかどうかの検証も必要なのではないでしょうか。

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